再生医療とは、ケガや病気で冒された組織や臓器を自分自身の幹細胞を使って元通りの形や機能を再生する最先端の医療技術です。
自己修復する元になるのが、「幹細胞」(細胞のタネ)です。しかし幹細胞は、老化とともに激減しますので、加齢とともにケガや病気は治りにくくなります。
この幹細胞は、皆様御存じの骨髄バンクや臍帯血バンクで知られている骨髄細胞や臍帯血に存在しますが、歯科の分野でも、親知らずや乳歯に含まれる歯髄細胞にも幹細胞(ips細胞)を作ることが可能になりました。
骨髄細胞を採取するのは、身体に大変負担となりますし、臍帯血は出産の時の限られた時だけしか採取できません。そこで、歯髄細胞は容易に採取することができて、しかも、歯牙という硬組織に守られているので損傷が少ないというのが特徴です。そして、歯髄細胞も歯髄バンクに預けることができます。
その保管細胞は、御自身やご家族の万が一の備えとしても役立ちます。
将来、虫歯や歯周病の治療、顎の骨の再生ばかりではなく、脊髄損傷、臓器の疾患などに対応した再生医療にも活用されることが期待されています。
当院は、歯髄バンク歯科医療施設として再生医療推進機構に認定されています。
詳しくは、こちらで!
株式会社 再生医療推進機構