ブログ

2013.02.10

☆白ワインって歯に悪い?☆ 2013.02.10

チーズと言えば、ワイン。
私はチーズプロフェッショナルとして、栄養的にも歯にもいいチーズの普及に関わっておりますが、ワインエキスパート(仕事が飲食に関わらないソムリエ)としてチーズに会うワインもお伝えしております。

さて、ワインですが、以前のブログでお伝えしましたが、最近、’酸蝕症’が問題になっていることは、お話しましたね。歯が溶けてしまうことで引き起こる症状です。

酸蝕歯にならないためにPH5.5を下回る飲み物に注意しなければいけません。とは言っても、市販の飲料120種類のうち73%の飲料が、PH5.5を下回る飲み物なのです。

その中でも、ワインは、赤ワインが、PH3.3~3.6 白ワインPH2.8~3.2
特に白ワインは、酸度が強いですね。

その酸で、エナメル質を腐食させ、歯の表面に粗い溝ができてしまいます。
白ワインは、赤ワインと違って、直接は、タンニン(ステイン)が付かないので、着色しないように思われますが、実はこの溝に食べ物や、コーヒーなどの着色が入り、くすみの原因となります。最近、ニューヨーク大学歯学部から赤ワインほどではないが、白ワインでも同様に歯の着色が確認された!と発表されてしまいました。

白ワインって飲んじゃいけないの?
でも、キリット冷やして飲む白ワインは、美味しいですよね。私は、白ワインが大好き。じゃあどうすれはいいのでしょうか?

ワインとチーズのマリアージュ(食事とワインの相性)は、御存じでしょうか。
酸から歯を守るのに、カルシウムを多く含む食品が効果的です。特にチーズが、高濃度のカルシウムを多く含んでいるので、歯の浸蝕を防ぐことに多きな効果があります。そして美味しいものを食べてよく唾液を出すこと。唾液の中のカルシウムイオンが、歯を再石灰化させてくれます。

飲んでいる時は、パンやお料理を食べるのがベスト!チーズとワインのマリアージュもおいしいだけでなくキチンと理にかなっていますよね。

さて、美容や健康にいいと赤ワインが注目されていますが、白ワインももっと注目されても良いのではないでしょうか。白ワインも負けないくらい美容や健康によくてエイジング効果もあります。もちろんお話しましたように上手な飲み方、楽しみ方をすれば、酸蝕症なんてへっちゃら。

他に白ワインの効能をお話すると

1. カリウムの量が多く体内のナトリウムを排出する働きが、あります。

2. ミネラルバランスがよく、利尿効果や、骨粗鬆症の予防にいいです。カルシウムとマグネシウムが同程度含まれています。カルシウムがけ沢山摂ってもだめで、カルシウムの半分の量のマグネシウム摂らなければ骨粗鬆症の予防にはなりません。

3. 高い殺菌能力で腸内のバランスを整えることでアンチエイジング効果があります。お酢は体にいいのですが、サバなどの青魚を酢でしめる場合は30分はおいて置く必要があります。ところが白ワインの場合10分で殺菌が済んでしまいます。このように白ワインの有機酸は、レモンのクエン酸、酢の酢酸、ワインの酒石酸などより強い殺菌力があります。

4. 消化促進効果や便秘・下痢を緩和する効果

このように、即効性のある白ワインの有機酸は腸内環境を整えてくれます。PHは酸性ですが、燃焼して灰分にした時はアルカリ性なのです。

おもしろいことにレオナルド・ダビンチの時代には、肉食の後、白ワインで口をすすぐとワインの中のミネラル分によって虫歯が防げるという記述もあるそうです。
何事も 毒にも薬にもなるってことですね。

白ワインと歯とエイジングについてお話しました。

ここで、ちょっと耳より情報

色々な酸がありましたが、今の季節抜群に美味しいイチゴにはリンゴ酸が豊富に含まれています。このリンゴ酸は、歯の表面の変色や染みを落としてくれます。

熟れた時が一番多いと言いますから、イチゴをお口いっぱいふくんで食べてみてください。

一番上に戻る
TEL.043-284-5574TEL.043-284-557424時間初診WEB予約24時間初診WEB予約

043-284-5574

診療時間

 
10:00~13:00
14:30~19:00

:17:00まで
休診日:木曜、日曜、祝日

動画・SNS・BLOG

  • YouTube
  • instagramクリニック
  • instagram理事長
  • instagramスタッフ(鈴木)
  • facebookクリニック
  • facebook理事長
  • blog理事長ブログ
  • PinterestPinterest
  • Pinterestアメブロ
AMIES
口腔がん検診・口腔検診
歯科検診受入医療機関推奨予防歯科2020年
インプラントセーフティーマーク
日本歯周病学会

 

IBMF
歯医者の選び方