口腔内環境をしっかり把握して一歩先のオーラルケアをしていただくために、
プレリリースした唾液検査装置を導入致しました。
今までの唾液検査では、
●唾液の緩衝能
酸やアルカリの両方を中性に戻そうとする働きのこと。
中性に戻す能力が高いと溶けている時間が短くてすみ、歯を石灰化する時間が長く取れる。
●ミュータンス菌量
虫歯原因菌の1つ。
歯に付着するプラークの原因となったり、酸を産生して歯を溶かしたりする。
数が多ければ虫歯のリスクが高い。
●ラクトバチラス菌
歯の表面が溶け始めるような環境で増殖。
強い酸を作るため、歯を溶かすのに影響を与える。
唾液検査ではこれら3つの検査によって唾液の量、唾液の中和力、虫歯の菌の数がわかり、それによって予防方法をご提案していました。
しかし、虫歯菌の種類が分かっても、それがなかなかセルフケアには結びつきませんでした。
今回の器機は下の表のように
◆歯の健康として
むし歯菌があるか、酸性度はどうか、緩衝能はどのくらいか
◆歯茎の検査として
潜血があるか、白血球の量は多いか、タンパク質の量は多いか
◆口腔清潔度
アンモニアの量が多いかどうか
平均値のグラフとともに明示されます。わかりやすいですね。
虫歯菌の数は多いがどうか、虫歯になりやすいかどうか、歯肉に炎症があるかどうか、白血球や潜血によって口腔ガンになりやすいかどうか、アンモニアの量で口臭はあるかどうかまで診断できます。
検査の方法ですが…
お渡しするお水で、10秒間すすぐだけ!
その日の受診のうちに、検査結果をレポートでお渡しできます。
これによってクリニックの『プロケア』と患者様自身の『セルフケア』を1人1人にアドバイスさせていただきます。
ぜひ、唾液検査、口臭外来、口腔ガン検診にいらしてくださいね。