寒かった冬も3月になりだんだん暖かくなってきましたね。
春になって着る物も薄くなりダイエットやお顔のお手入れをそろそろお考えの方も多いと思います。
そこで残り①~⑦までお話しした美容皮膚科に駆け付ける前にぜひチェックして頂きたい残り⑧~⑩までをお話しいたします。
⑧輪郭の左右差、顔のゆがみ
お顔が歪んでいて片方のほっぺたが貧弱だったり、片方だけほうれい線が深くなっていたり、いわゆる左右差がある場合、顎のずれ、噛み合わせ、歯並び、片側の歯がない事に起因することがほとんどです。
歯並びが悪く、例えば前歯の右横でいつも噛んでいる方はお顔が歪んでしまいます。この場合マウスピース矯正などで噛み合わせを改善したり、不良補綴物を治したり咬合を調整します。また歯が場合はインプラントや審美義歯といった方法で治療をすると顎のずれが正されお顔の歪みが改善されます。
ヒアルロン酸の量も少々で済みますし、フェイスリフトの本数も減ることになります。
⑨うめぼししわが気になる
顎のしわが気になる、これはオトガイ筋というという筋肉の緊張によるものです。
口輪筋と言われるお口の周りのゆるみも原因の一つです。下あごがずれて筋力が低下している場合に起こります。発達が小さい方に多いのです。マウスピース矯正をしたり、噛み合わせを正しくすることで改善されます。そのプレ処置を行った上でボトックス治療やヒアルロン酸治療を行うとすっきり綺麗な下あごになります。
このようにお口の中からアプローチすることによって皮膚からの施術がより効果的に変身するのです。
噛み合わせの治療が大事なことの1つに歯の周りには「歯根膜」というものがあって、神経が数多く分布していて脳や体へのセンサーとしての役割を担っています。
実際、髪の毛1本分よりはるかに細い20ミクロンの刺激をも感知し、その感覚は人差し指より敏感なのです。
この繊細な噛み合わせ治療を行うことで歯根膜の感覚を1本1本整えてあげることはお顔の不調の改善につながるのです。
⑩皮膚が黒ずんできて美白したい
美白といってもお肌のトーンを暗くしている原因は様々です。日焼けによってメラニンが原因の事もあれば表皮の古い角質がお肌をくすませていたり、お口の中の古い金属がイオン化しお肌に表れたり複数の要因が混ざり合ったケースもあります。
透き通った白いお肌は、女性なら誰もが憧れます。
色白肌に憧れて美白化粧品を使ってみたり紫外線ケアに気を使ってみたりしてもいまひとつ効果が感じられずにいる方も多いと思います。
そんな時の原因は、お口の中の金属という事もあるんです。
金属は水分のあるところで金属イオンになって溶け出します。溶けた金属イオンは体に蓄積され、それが過剰になるとアレルギー反応が起こったり金属アレルギーになることは以前お話しましたね。
アトピー性皮膚炎や湿疹、掌蹠膿疱症といって手のひらや足の裏に多数の膿疱ができる難治性の慢性炎症性疾患になる場合もあります。
これがお肌のトーンに影響することもあります。
金属をお口の中から外し、歯茎の中に入り込んだメタルタトゥー(金属粉)を取り除いてみましょう。並行してプラセンタ注射、ビタミンサプリ、ビタミン点滴もおすすめです。
お肌や体調が整い、お顔がぱっと明るくなるはずです。
その治療をしてからLEDマスク、イオン導入、フォトフェイシャルなどのレーザー治療をするとより一層ケア効果が表れます。
まず、美容皮膚科に駆けつける前に体と心と美しさのために一度お口の中をチェックしましょう。
正しい噛み合わせと、顎のバランスは美容皮膚科や美容外科へ足を運ぶ回数を減らしてくれるでしょう。