緑茶には歯科では口臭予防、歯周病予防があるので歯磨き剤に使われたりします。
↑この雑誌に何回かでてます。
今回はその中でも今、コロナ過で大事な「免疫」に対する効果についてお話致します。
緑茶にはビタミンDとビタミンB12を除くビタミン類、タンニン類(カテキン類、テアフラビンなど)カフェイン、アミノ酸(テアニン、グルタミン酸など)の栄養素が含まれています。
こちらの栄養素(主にカテキン)の作用によりガン抑制、メタボ関連、疾患予防、肝機能保護、老化抑制、脳機能調節、アレルギー緩和、抗菌、抗ウイルス、骨粗鬆症予防、歯周病予防、腸内細菌調整などの効果が期待されます。
これは緑茶に含まれるカテキンと核酸にマクロファージ細菌の貧食能を活性化させたりパイエル板のIgA産性能の活性化などにより免疫力をアップさせる作用があるからだと考えられます。
なんだか難しいですが、免疫をアップ!するということを覚えて下さいね。
健康な人の唾液に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を添加し緑茶で10秒間処置した後にウイルスの感染力を評価したところウイルス力価は検出可能なレベルを下回る1/100未満に低下したということです。
お茶を飲んだり、お茶で洗ったりすることで新型コロナウイルスが抑制される可能性が示唆されたのです。
特に効果的なのは緑茶を熱水抽出するのではなく冷水(4℃)で抽出するのがよいと分かっています。
さらに、カテキンをたくさん摂取するために茶葉そのものを粉にした粉茶や抹茶などそのまま摂るのが良さそうですね。
食材の最後の隠し味などに取り入れてはいかがでしょうか。
口臭も歯周病もコロナからも遠ざけるすばらしい食材ですね。