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2013.05.10

金属を使っていない義歯(ノンクラスプデンチャー・エステティックデンチャー) 2013.05.10

入れ歯の針り金が審美的に問題があるという方、インプラントは抵抗のある方、インプラントの上部構造で噛めるようになる前でも綺麗でいたいという方におすすめです。

金属を一切使わない部分入れ歯で、素材は柔らかく、少々曲げても割れることはありません。歯茎と同じピンク色なので装着していても目立ちません。特に一時的にきれいでいたい方におすすめです。

ただ全ての部位の部分入れ歯に使用できるわけではなく、その症例に限られていますし、その素材の関係からだいたい2~3年ぐらいしかもちません。その為、新しく作り直す必要があります。

大きくわけて日本で取り扱っているノンクラスプデンチャーの素材にはポリアミド(ナイロン)、ポリエステル、ポリカービネート、ポリプロピレンの4種類があります。それぞれ特徴があるため、当クリニックではその中の3種類から厳選して使用しております。

● ポリエステル系
ポリアミドよりは硬い材料、入れ歯を修理する材料(常温重合レジン)にくっつくため、クリニックでの修理が可能です。ノンクラスプデンチャーの中では適合精度が優れる材料です。

やや硬いため、咬む力を歯肉に伝えやすい利点があります。表面が傷つきにくく、劣化してにくい利点もあります。新しく開発された材料のため、現在のところエステショートのみに使用されれています。

 【特徴】新しい材料、適合精度に優れる、調整・修理がしやすい。

● ナイロン系(ポリアミド)
ノンクラスプデンチャーの中でも特に柔らかく壊れにくい材料です。痛みが出にくく装着感に優れます。その反面、柔らかいため咬む力を伝える能力が落ちる欠点があります。

入れ歯の調整や修理がしにくく、修理する材料にくっつかないためその場での修理ができません。

 【特徴】最も普及。柔らかく、壊れにくい。装着感に優れる。調整・修理がしにくい。

長所としては

・見た目が入れ歯を装着しているかどうかわからないため、審美的に非常に有効です。
・軽く、柔らかいので違和感が少なくなります。
・落としても割れることがありません。少々力を入れて磨いても壊れることが少ないです。
・金属を使用していないので、金属アレルギーの心配がありません。
・金属を使用していないので締め付けられる感じがありません。
・金属のバネをかけないので残っている歯に負担をかけません。
・奥歯などの2~3本の少数の歯が欠損されている方

短所としては

・素材の寿命が短いということです。
・2~3年程で新しいものを作り直すか、修理した方がいいです。
・あまりありませんが、壊れてしまった場合修理する方法がほとんどないのが実情です。
・入れられないケースもあり、それは私がしっかりと判断していきます。
・定期的に作り直す必要があります

このノンクラスプデンチャーの寿命は短いですが、患者様の顎の状態も1年1年変わっていきますので、それまでの間いかに美しく、快適に使うかがキーポイントになるかと思います。

2013.04.10

お口の中の金属をとってドクターズサプリでキレーションしてみては!  2013.04.10

キレーション療法とは、キレート剤を経口または、静脈点滴により体内に蓄積された有害金属、老廃物を排除することをいいます。

キレートとは、”蟹のハサミ“の意味で、有害ミネラルをつかむ、すなわち 挟み込むことを意味します。動脈硬化や心疾患以外にも様々な疾患の改善や予防の可能性がある療法として大変期待されていますが、最近は、フリーラジカルの除去というシワしみなどの改善といったエイジング目的で行うようにもなりました。

現代の私たちは、環境やライフスタイルにより様々な有害金属を知らず知らず体の中に溜めてしまっています。有害重金属とは、水銀、鉛、ヒ素、カドミウム、ニッケルです。

頭痛があったり、皮膚炎、情緒不安定、疲れやすかったり、手足がしびれたり、不眠や無気力など、精密検査をしても異常が見られなかった場合、体の中に溜まった有害重金属が原因だったという場合があります。

これまで歯科治療では、キレーション剤(EDTA)はエデト酸ナトリウムとして歯の根管の洗浄(無機質の除去)に使われてきましたが、これからは、お口の中の重金属 水銀(アマルガム)を除去する時(極力注意をしております)、微量に金属粒子が体の中に入ってしまったり、長年お口の中に入っていることによって蓄積された水銀を排除するために、今後、歯科分野でも取り入れられるようになると思います。

実際、キレーション点滴を行うと、30分から2時間ぐらいかかりますが、私のお勧めする方法は、水銀をデトックスするドクターズサプリメントを取る方法です。これなら忙しい方でも朝、夜飲むだけです。

もちろん、金属を除去する前、毛髪検査で、蓄積量データを残しておいて、除去し三カ月ぐらいしてから検査するのをお勧めします。変化がはっきりわかります。

今、まだお口の中に水銀(アマルガム)が入っている方が、まだまだいらっしゃいます。

さあ、お口の中から金属を取って、そして体の中からも
デトックスしましょう。 心も体もきっと軽くなるはずです。

2013.03.10

テトラサイクリン歯ってなに? 2013.03.10

最近、テトラサイクリン変色歯のホワイトニングの患者様が増えてきました。
以前はホワイトニングは禁忌とされてきましたが、現在は、ホワイトニング剤も改良され、白くできるようになりました。

テトラサイクリンとは、タンパク質合成を阻害し病原微生物増殖を抑えるように働くテトラサイクリン系の抗生物質の総称です。

日本で現在主に内服薬として用いられているのは、ドキシサイクリン(ビブラマイシン)とミノサイクリン(ミノマイシン)です。以前は、風邪薬のシロップとして一般に使用されていましたが、歯に対する副作用が1962年に初めて報告されてから最近は使用が控えられていますが、現在でも、呼吸器疾患、皮膚疾患、などに使用されています。ニキビの治療薬や塗り薬で処方を受けた方もいらっしゃると思います。

このテトラサイクリング系の抗生物質は、歯の形成期(0~12歳)頃に服用すると歯の象牙質に着色を起こしてしまいますし、エナメル形成不全を伴うこともあります。

蛍光粒子が含まれていて、この抗生物質を飲んだ時期が歯の成長期と重なると、その蛍光粒子が歯質に取り込まれて歯の萌出と同時に暗褐色の歯が生えてきます。

その程度は人によって様々ですが、黒に近い色の方もいらっしゃいます。
妊婦さんや、特に8歳以下への使用は気をつけたいものです。服用した時期によって着色の位置が異なり、前歯から6歳臼歯に左右対称に現れます。

この色は、紫外線によって濃くなるため、生えたての歯は着色がなくても数年で色が濃くなってきます。薄い黄色や濃いオレンジ、茶色の縞模様など様々です。

このような歯を白くする方法は

 ① ホワイトニングによる方法

 それでも希望どうりにいかない場合は
 ② 歯の表面にマニキュアのようなダイレクトボンディング方法

 着色が付きにくいようにする場合は、付け爪のような
 ③ ラミネートベニア方法

 歯の裏全体を白くしたい場合は被せる
 ④ オールセラミック方法

と、ご希望や症状などにあわせてアレンジしていきます。

今回は、ホワイトニングでどれくらい改善されるかに的を絞ってお話しますと

1. テトラサイクリンの影響が少ない全体的に薄黄色の着色の場合
ホワイトニングを数回繰り返すことである程度 白くすることができます。

 

 

2. 全体に薄いグレーの場合
これも何回か続けると、グレー系の白さになります。
1も2も、歯に横縞の白い線が入りますが、回数を重ねると目立たなくなり、その白い線ぐらいの白さになります。

 

3. 濃いグレー、オレンジ、付け根が茶色の縞模様の重度の着色の場合
歯の付け根の色だけは薄くなりますが、切端ほどの白さにはなりません。

このような場合、先ほど申し上げたような方法を提案されることが多いのですが、当クリニックでは、ご自身の白くなった歯の色を活かし、付け根だけにダイレクト方法を行う方法をとっております。
歯にダメージを与えませんし、金額的にもリーズナブルにすみます。

是非、相談にいらして下さい。 
きっと、「来てよかった!」 と思うと思います。

2013.02.10

☆白ワインって歯に悪い?☆ 2013.02.10

チーズと言えば、ワイン。
私はチーズプロフェッショナルとして、栄養的にも歯にもいいチーズの普及に関わっておりますが、ワインエキスパート(仕事が飲食に関わらないソムリエ)としてチーズに会うワインもお伝えしております。

さて、ワインですが、以前のブログでお伝えしましたが、最近、’酸蝕症’が問題になっていることは、お話しましたね。歯が溶けてしまうことで引き起こる症状です。

酸蝕歯にならないためにPH5.5を下回る飲み物に注意しなければいけません。とは言っても、市販の飲料120種類のうち73%の飲料が、PH5.5を下回る飲み物なのです。

その中でも、ワインは、赤ワインが、PH3.3~3.6 白ワインPH2.8~3.2
特に白ワインは、酸度が強いですね。

その酸で、エナメル質を腐食させ、歯の表面に粗い溝ができてしまいます。
白ワインは、赤ワインと違って、直接は、タンニン(ステイン)が付かないので、着色しないように思われますが、実はこの溝に食べ物や、コーヒーなどの着色が入り、くすみの原因となります。最近、ニューヨーク大学歯学部から赤ワインほどではないが、白ワインでも同様に歯の着色が確認された!と発表されてしまいました。

白ワインって飲んじゃいけないの?
でも、キリット冷やして飲む白ワインは、美味しいですよね。私は、白ワインが大好き。じゃあどうすれはいいのでしょうか?

ワインとチーズのマリアージュ(食事とワインの相性)は、御存じでしょうか。
酸から歯を守るのに、カルシウムを多く含む食品が効果的です。特にチーズが、高濃度のカルシウムを多く含んでいるので、歯の浸蝕を防ぐことに多きな効果があります。そして美味しいものを食べてよく唾液を出すこと。唾液の中のカルシウムイオンが、歯を再石灰化させてくれます。

飲んでいる時は、パンやお料理を食べるのがベスト!チーズとワインのマリアージュもおいしいだけでなくキチンと理にかなっていますよね。

さて、美容や健康にいいと赤ワインが注目されていますが、白ワインももっと注目されても良いのではないでしょうか。白ワインも負けないくらい美容や健康によくてエイジング効果もあります。もちろんお話しましたように上手な飲み方、楽しみ方をすれば、酸蝕症なんてへっちゃら。

他に白ワインの効能をお話すると

1. カリウムの量が多く体内のナトリウムを排出する働きが、あります。

2. ミネラルバランスがよく、利尿効果や、骨粗鬆症の予防にいいです。カルシウムとマグネシウムが同程度含まれています。カルシウムがけ沢山摂ってもだめで、カルシウムの半分の量のマグネシウム摂らなければ骨粗鬆症の予防にはなりません。

3. 高い殺菌能力で腸内のバランスを整えることでアンチエイジング効果があります。お酢は体にいいのですが、サバなどの青魚を酢でしめる場合は30分はおいて置く必要があります。ところが白ワインの場合10分で殺菌が済んでしまいます。このように白ワインの有機酸は、レモンのクエン酸、酢の酢酸、ワインの酒石酸などより強い殺菌力があります。

4. 消化促進効果や便秘・下痢を緩和する効果

このように、即効性のある白ワインの有機酸は腸内環境を整えてくれます。PHは酸性ですが、燃焼して灰分にした時はアルカリ性なのです。

おもしろいことにレオナルド・ダビンチの時代には、肉食の後、白ワインで口をすすぐとワインの中のミネラル分によって虫歯が防げるという記述もあるそうです。
何事も 毒にも薬にもなるってことですね。

白ワインと歯とエイジングについてお話しました。

ここで、ちょっと耳より情報

色々な酸がありましたが、今の季節抜群に美味しいイチゴにはリンゴ酸が豊富に含まれています。このリンゴ酸は、歯の表面の変色や染みを落としてくれます。

熟れた時が一番多いと言いますから、イチゴをお口いっぱいふくんで食べてみてください。

2013.01.05

ニューヨーク コロンビア大学インプラントコース卒業しました。 2013.01.05

12月ニューヨークのコロンビア大学の最終講義があり、無事卒業することができました。

このコースはデニス・ターナー先生、世界的にインプラント治療で有名な先生がニューヨーク大学からコロンビア大学に移籍したことから始まった最先端のインプラント治療を学ぶコースです。2年間にわたったこのコース、学部長とターナー先生から卒業証書をいただきました。

 修了証の授与式です。

コロンビア大学は、ニューヨークマンハッタン、セントラルパークの西にあり、日本から40名、台湾から20名の参加者がありました。講義のレベルは相当高いものがあります。毎回目からうろこの発見があり、日々治療は進んでいるのを実感します。

 

その後、ICOI(国際口腔インプラント学会)のインプラントセンターがオープンし、オープニングセレモニーにも参加しました。たくさんの日本の先生方の寄付金もあって設備は素晴らしいものがありました。

世界基準の歯科医療を日本にいち早く届けてほしいものです。
時代とともに治療方法、スタイル、ニーズが変化してきます。
留まることなく世界的にスタンダードな治療を提供したいと思っております。

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