新型コロナウイルス 2020.1.31
あけましておめでとうございます。
あっという間に2月になりました。
新型コロナウイルス感染症が問題になっています。
新型コロナウイルス関連肺炎では発熱(37.5℃以上)、喉の痛み、咳、痰、胸部不快感などの一般的な肺炎症状が見られるケースが多いようです。
この症状がほとんどない感染者もあったり、一方で急激に呼吸困難などの症状が現れて死に至るケースもあるとのこと。
感染してから症状が現れるまでの期間は3~14日間ほどで知らない間に感染してしまうのが心配です。
風や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどをしっかり行って下さいね。
医療機関や人が密着するような場所に行く場合はマスク着用を心掛けてください。
といってもマスクが品切れのようです。
クリニックでもマスクが手に入らない状態が続いています。
“マスクを長持ちさせた”そんな時にこのマスクスプレーが活躍してくれてます!!
マスクにシューとスプレーするだけで天然アロマの力で抗菌します。
感染予防にも効果を発揮。
実はこのマスクスプレー、普段の仕事用に調香師さんにお願いして作ってもらったものなのです。
◆朝一番、お仕事の集中力をUPするスプレー
気合いが入るように記憶力と集中力をアップしてくれるよう
(ライム、オレンジ、ロースマリー、ペパーミント、タイム、コリアンダー)
がブレンドされていて爽やかさと清涼感のある香り
◆午後の疲れをとって気分転換するスプレー
神経を緩めリラックスさせてくれるよう
(グレープフルーツ、ラベンダー、ベルガモット、フェンネル、マジョラム、イランイラン)
がブレンドされた心安らぐ香りの2種類。
ラベルは男女のかわいいアニメキャラになっています。
医療関係のかただけでなく通勤時の感染対策にもおすすめです。
こちらからご注文できます。
https://amies.co.jp/
歯科から発信 ボトックス治療 2019.12.3
歯科口腔外科で治療を行う部位は
①口腔内及び
②口腔内の疾病に起因する口唇周囲、顎等の領域に限定されています。
(日本口腔内外科学会ガイドライン)によります。
このガイドラインの中で患者様のお悩みを解決する方法を
まずボトックス治療からご紹介します。
◆ボツリヌストキシンとは
ボトックス治療に使われているボツリヌス製剤の成分はA型ボツリヌス毒素という食中毒の原因菌であるボツリヌス菌(学名:Clostridium botulinum)の作り出す猛毒の蛋白質を純粋に分離したものです。
(※ボツリヌス菌そのものを使用するわけではありません)
この毒素が筋肉の収縮を弱めるという性質に今から50年も前に着眼したのがこの治療法の研究の始まりでした。
毒素を薬剤として利用する!!びっくりですよね。
実はあのペニシリンも青カビから分離されたものなのです。
青カビが他の微生物よりも優位に生きるための阻害物質で後に抗生物質と呼ばれることになりました。
この2つに共通していることは微生物から医学的な治療に生かすことのできる特定の成分を純粋に分離し、治療に安全に用いる方法を確立したということです。
ボツリヌス製剤に関する研究・開発は1989年に米国で眼瞼痙攣の治療に用いる承認が得られたことを基準として現在は様々な治療に用いられています。
歯科領域では顎関節症や嚙み合わせに起因する筋緊張、エラ張りだったり、顎の梅干しじわや、笑うと歯茎が見えるガミースマイルに有効です。
筋肉の動きを抑制する働きがあるので、美容皮膚科では表情じわを目立たなくしてくれるのでよくおでこなどに注入します。
①エラ張り、顔の輪郭形成、頬の修復
奥歯を強く噛むことによって頬っぺたの筋肉が外に盛り上がっている方。
お顔がベース型に見えますこのような方にその筋肉部位にボトックス施術を行うことによって筋肉の収縮がゆるみ筋肉が弛緩し、顎の疲れや痛みが緩和されます。
お顔もキュット上がりシェイプされると同時にコラーゲンやエラスチン繊維の再構築が起こるので毛穴が閉じ、お肌がつるっと卵肌のようになります。もちろん ボトックスの効いている部分だけです。
くいしばり、歯ぎしりの強い方は歯が擦れにくくなり歯を守ってくれます。
②梅干しじわ
顎の下に力を入れたときにできる梅干しのようなしわもつるっとします。
③ガミースマイル
歯茎が笑うと見えてしまうガミースマイルの方もほうれい線の上にボトックスを注入するだけで口元が上に上がるのが抑えられますので歯茎が見えにくくなります。
この場合は、歯肉整形や上口唇の下方にヒアルロン酸を入れたミックス治療を行うとより効果的になります。
このように歯科から発信するボトックスは濃度も美容皮膚科とは違いますので表情を害することなく自然な『きれい』が作れます。
とっても有効なボトックス治療、ぜひ受けてみて下さいね。
クリニックの接客 接遇と”ニューヨークコネクション秋の例会” 2019.11.29
日本アンチエイジング歯科学会会長の松尾通先生が主催していますニューヨークコネクション(NYC)秋の例会に参加して参りました。
ニューヨークを愛する政治家、企業様、社長様など多士済々の方々の集まりです。
いつもこの会に参加しますとセントラルパークをお散歩し、タイムズスクエアでブロードウェイミュージカルを観て夜はJAZZバーへ行っていたコロンビア大学研修時代を思い出します。
(左上)松尾会長と
(左下)松尾会長と幻冬舎監査役・棚網様を囲んで
(右上)カラーコーディネーター、トリートメントコーディネーターの講師の先生方と
(右下)東京メディカルスクール代表 岡田優一郎先生と
今回のゲストスピーカーは『里岡美津奈』さん。
“テーマ『また会いたいと言われる人の豊かな表現力』“
ゲストスピーカーとして里岡様がご講演されると伺った時はどんなことがあっても参加しようと思いました。
実はクリニックの患者様が里岡様の出版本が出るたびにプレゼントして下さっていたからです。
私のためにと、クリニックの接遇・接客のためにでしょうか。
実際、里岡様にお会いすると”生(なま)酒井先生ですね”と快く私が患者様にいただいた本にサインをして下さいました。
お声かけ、気配り、身のこなしとてもステキでした。
ネガティブ発信をポジティブ発信に変えるという内容はとても面白く”アプリ”もあるんだそうです。
最後にニューヨークJFK空港に到着前の美しいアナウンスで公演は終わりました。
美津奈さんのサイン
クリニックの医局の本棚
クリニック内でも患者様1人1人に合わせた気配り、
気遣いを強化し、みんながポジティブな気持ちでクリニックで働けるよう豊かな考え方の軸を作ることが大切です。
患者様のファンがたくさんいるスタッフへとなって欲しいですね。
ファスティング用マウスピース 2019.8.27
ファスティング用マウスピース『マウスキュット®』が商標登録されました。
特許庁に出願して、平成と令和に年号がまたがったので2年程かかりましたが無事、クリニックで開発したマウスピースが許可され一緒にクリニックのロゴマークも商標登録されました。
これから今まであったハミガキジェルやスプレーだけでなく色々な商品を企画展開していこうと思います。
以前のマンスリーブログでフランスではメスのいらない手術と言われているファスティングについてお話しましたが、
今回はこの『マウスキュット』についてお話します。
ファスティングで固形物を摂らないと
①噛まない
噛まないと咬筋が衰えますので頬がたるみます。なんか痩せたけれどやつれたみたい…これは頬が鍛えられないからです。
②歯を食いしばる(食いしばり)
歯を食いしばるとほっぺたに噛み線がでます。これは粘膜にとってもよくないのです。
歯が擦れますし、顎の骨の中で歯がぐいぐい動くので歯周病の原因になります。顎が疲れます。
③歯を接触させる(歯列接触癖)TCH(Tooth Contacting Habit)
歯と歯をいつも触れていると…
★お口の中の症状として
・歯が擦れる
・歯周病を誘発
・筋肉が緊張した状態が続く
・知覚過敏
・咬合痛
・歯根歯折
・修復物脱離
★お口の外の症状として
・頭痛
・肩こり
・首こり
・腰痛
・顎の痛み
・耳鳴り
・めまい
・息苦しさ
鏡でご自分のお口の中をのぞいてみて下さい。
舌の淵に歯型が付いている人、頬の内側に白い線の盛り上がりのある方、要注意です。
対策として、「意識すること」壁などに貼り紙をするなどありますが、なかなか意識できません。
何かいい方法はないかと考え付いたマウスキュットですが、
①ハードタイプですと
堅く密着性がありジルコニアやセラミック、仮歯など土台が不安定な場合は脱離、キズが心配です。
②ソフトタイプですと
見た目が普段使いではないですね。
あくまでもスポーツでのマウスピースですので…
③そこで思いついたのが『マウスキュット』
このマウスキュットはメリットとして
①仮歯、セラミック、ジルコニア、歯の形が少し変わっても大丈夫
②持ち歩きに便利
③汚れ落としが簡単(無呼吸症候群に使うマウスピースはネジがあるので
汚れ落としをしっかりと)
④ナイトガードに使える(歯ぎしりなど)
⑤歯が咬耗する心配がない
⑥デザインを可愛く好きにできるので使っていて楽しい
デメリットとして
①少々しゃべりにくい
②着色がつきやすい
③食事はできない
素材ですが、スポーツマウスガードには
①EVA
②ポリオクレイン
③ポリウレタン
この中の①EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)を使っています。
抗菌まな板などに使用される硬いプラスチック「ポリエチレン」。
チューイングガムの材料として使用されている軟らかいプラスティック「ポリ酢酸ビニル」の中間の素材です。
これは
・高い強度
・軽量化
・作製しやすい
・柔らかい
・衝撃を吸収する能力は厚みに依存している
→最低でも3~4㎜の厚みが必要
・無毒である
→アメリカのFDAから認可を取得した素材で安全
・安全空隙といって歯に力を抜いてだらんとした時の位置と歯を接触させた位置が2~4㎜ですのでマウスキュットの厚みは大体3㎜程度になります。
実際これを着けてお顔がほっそり痩せた患者様もいます。
夜中の歯ぎしり、食いしばり、日中の歯列接触癖(TCH)の患者様にも有効です。
このTCH治療法としては自分で意識するようにということですが、なかなかそれは出来ませんね。そこで気を付けたいときにこのマウスキュットを着けると安心です。
全顎は
シンプルタイプで18,000円
様々なデザインを入れることもできますので、デザインしますと3,000円~5,000円付加になります。
1年以上は使えますのでぜひ歯を守るためにもお顔のシェイプをするためにも使ってみてください。
日本アンチエイジング歯科学会 in札幌 2019.7.29
日本アンチエイジング歯科学会第14回学術大会が札幌、京王プラザホテルで開催されました。
パンフレットは『真の花』という書体が左下に書いてあり、これは親しくして下さっている内田禎子先生が書いたもの。素晴らしい書体です。
歯科の先生方は、多趣味な先生が多くいらっしゃいます。
私は、来年東京で行われる東京大会の実行委員として会議に出席するため、前日に札幌入りしました。
その日の朝から懇親会として「富良野バスツアー」に参加しました。
ハワイからDr.Win先生や衛生士のMieさんなど参加して親睦を深めました。
今回の札幌大会の副会長 藤堂先生、実行委員の内田先生、大友先生がこのようにツアーを組む所から最後の閉会式まで『おもてなし』の心に溢れていました。
達成感もあり、抱き合って涙の閉会式でした。大会は貴重な講演の数々で医科、他業種の方々の講演もこれからの歯科をカスタマイズする上で沢山のヒントがありました。
私は初日、『チーズとワインと美容』について軽いお食事とワインを試飲する会でお話させていただきました。
あのポリデントのCMで有名な若林健史先生やテレビで活躍の栄養士の伊達先生方々が前列で頷いて聞いてくださって私も話に力が入りました。
この学会はベンツの展示、ワインの試飲などもあり、
他の歯科学会にはない華やかな会です。
一般の方もWelcomeな学会です。
来年は私もテーブルセッションの時間を与えられていますので私のお話が聞けます。
日本アンチエイジング歯科学会東京大会「パシフィコ横浜」で開催されます。
どうぞ皆さまいらして下さい。
今回札幌大会のアワードは高橋英樹様でした。
さぁ来年は誰でしょうか。
あっ、私のサイン会もありました…
宝田恭子先生と