無痛治療とは
当院では治療時の痛み、針の痛みを可能な限り和らげ、リラックスして治療をしていただけるようあらゆる準備をしております。
痛いのが嫌で治療に踏み切れない方、不安な方は是非ご相談下さい。
麻酔が痛くて恐い方にも大丈夫な4STEP麻酔法
麻酔は治療を行う際の痛みを緩和するためのものですが、その麻酔の注射が痛いと、さらに治療が苦痛になってしまいます。その苦痛を軽減するため、当クリニックでは『4STEP麻酔法』という方法で麻酔を行ない、注射針を刺す部分の歯肉表面に麻酔を効かせる、麻酔薬を体温と同じくらいに温める、電動麻酔を使う、などの工夫をしています。
その工程を踏むことで、針を刺すときや麻酔薬が入るときの痛みが大幅に抑えられ、患者様は恐怖や苦痛を感じることなく治療を受けていただけます。
Step1
麻酔シール・ジェルを塗布して5分程おいて歯肉表面から麻酔をきかせていきます。
Step2
局所麻酔を体温と同じくらいに温めておきます。
Step3
麻酔薬の注入の際、水流と風を同時に吹き付けていきます。小さなお子様でも注入時に全く気付かないくらいです。
Step4
局所麻酔を行います。針は医科専用の細い針を使用し電動麻酔で注入速度を一定に保てるよう注入していきます。
手動の麻酔ですと注入速度が速くなったり遅くなったりしてしまう為、痛みを感じる原因になってしまいます。
塗り薬による表面麻酔
当院では歯肉の表面に麻酔ジェルを塗ることで麻酔針のチクッとする痛みが軽減されます。
針のない麻酔
こちらの麻酔器には針がついておらず、歯石の除去の際などに歯周ポケットへ麻酔薬を注入して、麻酔効果が得られる画期的な麻酔器です。
麻酔薬の保温
麻酔薬は冷たいものを使用すると、体温との温度差が生じで痛みを感じます。
当院では麻酔薬を体温に近い37℃に温めることによって温度差による痛みを軽減します。
極細針の使用
麻酔注射器に使用している注射針は、患者様への負担を軽減すべく極細針を使用しております。極細のため歯肉への刺激が少なく痛みを軽減できます。『インスリン注射』で2005年に世界で初めて33G(0.2ミリ)の注射針が発売されました。
2012年8月には0.18ミリが発表され、痛くない注射として話題となり、現行製品よりもさらに0.02ミリ細くなりました。歯科用は30G、31G(0.25ミリ)がほとんどですが当クリニックでは33G(0.2ミリ)を使用しています。
今後さらにこの0.18ミリの細い麻酔針を使用する予定です。
電動浸潤麻酔器
医科用で使用している電動浸潤麻酔器はコンピューター制御によって、注入速度と圧力を自動的にコントロールすることができ痛みが少なくなります。
笑気吸入鎮静法
笑気ガスは亜酸化窒素とも言い無色でわずかに甘い香りのする無刺激性のガスです。心身がリラックスし恐怖心が無くなりにこやかな気分になります。 知覚が鈍麻してほとんど痛みを感じなくなります。
このように鼻から笑気を入れます。生体モニターでモニタリングし、血圧、脈拍を確認していきます。
カリソルブに代わるiconによる虫歯治療
カリソルブとは
カリソルブは全く新しい治療法で、「キィーンという音がイヤ!」「機械の振動が苦手!」「歯を削りたくない」と言う患者様の為の治療方法です。
健康な歯質を不必要に除去せず、虫歯になった部分だけを軟化し除去、痛みやリスクの少ない治療法です。
しかし、現在は輸入ができなくなりました。これに代わるiconは下記になります。
iconによる虫歯治療
カリソルブと同様の効果がある新しい初期カリエス治療用システムが開発されました。ドリルなどを使用することなく、希塩酸を塗布することで傷んだエナメル質を融解させ除去が可能。治療時の痛みが少なく無麻酔下での治療が可能なので、幼児や高齢者、麻酔禁忌患者様に有効です。
iconは象牙質の最初の1/3まで浸食した初期のエナメル質齲蝕の進行を遮断し健康な歯を不必要に削ることなく簡単に治療が可能です。
Step1
表面処理をするために2分間薬をつけ、水洗し乾燥させます。
Step2
虫歯の部分に希塩酸を入れ30秒おき、傷んだエナメル質を融解させます。
Step3
最後に歯に近い材料で埋めていきます。
ペリソルブによる歯周病治療
ぺリソルブは、カリソルブ同様、薬剤を使用し、痛みがなく治療を行うことが可能です。歯周病の原因となる歯垢や歯石を薬剤で溶かし、殺菌することで歯周病菌を除去します。
通常の歯周病治療では、出血を伴うことがありますが、ぺリソルブでの治療は、歯肉を傷つけることがないため、出血を防ぎ、全身への感染リスクも回避することができるため、全身の健康にもつながります。
ぺリソルブのメリット
- 出血もなく、痛みがない
- 感染リスクを抑えることができる
- 外科手術にて対応しなければならないケースも外科手術をしなくて済む場合がある
- 外科手術と併用することで、外科手術の成功率を上げることもある
ぺリソルブのデメリット
- 通常の歯周病治療は保険診療だが、ぺリソルブは自費診療のため、治療費用がかかる
- 治療回数は1回で済むが治療時間が90分程度かかる
レーザーによる治療
患部を切開する際に、通常のメスですと出血がともなったり縫合しなければならないといったことがありますが、レーザーを使用することで切開と同時に止血が可能です。そのため殺菌もされて、痛みや炎症を防ぎ、治療期間も短くする効果があります。
当クリニックでは、以上のような方法で無痛治療に取り組んでいます。方法はたくさんありますが、患者様のご希望をお伺いし、それぞれの症状に合った最善の方法を選択して行ないます。治療に踏み切れず不安を抱えていらっしゃる方も、安心して治療を受けていただけるので、ぜひ一度ご相談ください。